がんの増殖メカニズムに照準を定めて狙い撃ちをする薬、がんの分子標的治療薬。現在がんの最新治療薬として注目され、様々な場面で成果を上げています。安心してご利用できるよう丁寧に詳しく解説します!!
がん標的治療薬についての解説です。
がんの分子標的治療薬とは、がんの増殖メカニズムに照準を定めて狙い撃ちをする薬のことです。
がんの分子標的治療薬の特長は、がんの悪性化と転移の阻止が主な目標ですが、従来の抗がん剤とは異なって副作用が少なく、更に長い期間効果が持続します。
現在、様々な種類の分子標的薬が続々と開発されていて、がんの最新治療薬として注目されています。
例えば血液のがんとも言われる、慢性骨髄性白血病。この白血病の治療に革命を起こしたのが、分子標的薬「グリベック」(一般名イマチニブ)であります。
グリベックは飲み薬で、白血病細胞を増殖させるチロシンキナーゼという酵素を特異的に阻害することで効果を発揮します。
この薬を服用し続ければ5年後でも9割の患者が生きられると言われいます。ですが、薬剤費があまりにもかかりすぎるため、治療を断念する患者も少なくないようです。
がん治療として分子標的薬の時代を迎えた今、財源の確保の検討が急務だと思われます
最近注目を浴びているがんの治療薬、テロメライシン(Telomelysin)という抗がん剤で、オンコリスバイオファーマ株式会社はテロメライシンを新規抗がん剤として開発してすでに特許も取得済みです。
既存の化学療法や放射線治療を主体とするがん治療とは少し異なった特長を有する治療法である、テロメライシンによるがん治療法はウイルス療法とも呼ばれています。
テロメラーゼ活性が上昇しているがん細胞の中で特異的に増殖し、がん細胞を壊死させるのが、テロメライシンの特徴ですが、正常細胞中での増殖能力はかなり弱く、細胞毒性を示さないため、がん細胞のみで増殖してがん細胞を壊死させます。
テロメライシンは前臨床試験では様々ながん細胞に対して優れた抗腫瘍効果を示し、毒性試験においても問題となるような所見は現れませんでした。臨床では主にがん組織局所への投与となるため、全身性の副作用が大幅に軽減され、患者さんのQOLを向上させることができると期待されている抗がん剤なのです。